不滅のあなたへ現世編はつまらない?「意味不明」と言われる理由と最後まで読むべき真の魅力を考察
どうも、最近アニメの続きが気になりすぎて夜しか眠れない私です。
いよいよ始まりましたね、アニメ『不滅のあなたへ』Season3。
ところがどっこい、ネットを見てると「現世編はつまらない」「意味不明でひどい」なんてネガティブな意見がちらほら。これから楽しもうとしてるのに水差すなよって感じですが、まあ火のない所に煙は立たないとも言いますし。
正直に言うと、その違和感はあながち間違いじゃないんですよね。
壮大なファンタジーだった前世編から一転、現代日本を舞台にした現世編は、ぶっちゃけ作品史上もっとも「賛否両論」が分かれる章だからです。
でもそこで切っちゃうのはマジでもったいない。イチゴのショートケーキのイチゴだけ食べてスポンジ残すようなもんですよ。
という訳で今日は、なぜ「現世編がつまらない」と言われてしまうのか、その理由を徹底的に分析しつつ、逆にそこが面白いんだよ!って話を語っていこうかと思います。
なぜ「不滅のあなたへ 現世編」はつまらない・ひどいと言われるのか?
検索窓に「不滅のあなたへ」って入れるとサジェストに「つまらない」って出てくるの、ファンとしては心臓に悪いです。
でもまあ、多くの読者が脱落しそうになる理由は明白なんですよね。
私が分析するに、読者の期待と作品の方向性にデカいギャップが生まれちゃってるのが原因かと。
ざっとまとめると理由は4つ。
【理由1】世界観が激変しすぎ
【理由2】ミズハが生理的に無理
【理由3】話が難解で意味不明
【理由4】命が軽くなった気がする
詳しく深掘りしていきます。
前世編からの激変:ファンタジーから現代学園モノへの転換
まず一番デカいのがこれ。
前世編(第1部)は剣と魔法(というかフシの超能力)、大自然、未知の言語っていう「ザ・ファンタジー」な世界観でしたよね。あの荘厳な雰囲気が好きだった人も多いはず。
ところが現世編(第2部)に入った瞬間、現代日本のビル群、スマホ、学校の制服ですよ。
「ファンタジー読んでたはずなのに、急に安っぽい学園ドラマ見せられてるんだけど?」
ってなる気持ちもわからなくない。
異世界情緒に浸りたかった人からすれば、急に現実突きつけられた感じで冷めちゃうのも無理はないですね。
キャラクターへの違和感:ミズハの設定とフシへの執着
現世編の評価をややこしくしてるのが、新キャラの「ミズハ」。
ご存知、あのハヤセの子孫です。
前世編でフシに執着しまくって読者をドン引きさせたハヤセの血を引いてるってだけで、もう生理的に拒否反応出る人もいるでしょうねw
しかもミズハ自身、表向きは優等生だけど中身はドロドロ。母親との歪んだ関係とか、フシへの依存的な愛情とか、見てて胃がキリキリするような「業」を背負ってます。
マーチやグーグーみたいな「純粋で健気なキャラ」が好きだった人からすると、「なんか見てて不快」「共感できない」ってなっちゃう訳です。
ストーリーの複雑化:「ノッカー」の抽象化と難解な展開
物語の構造自体が難しくなっちゃったのも「意味不明」と言われる原因の一つ。
前世編のノッカーは物理で殴ってくる怪物だったから、「倒せばOK」で分かりやすかった。
でも現世編のノッカーは進化しちゃって、人間の精神とか社会に寄生するようになりました。
「心の隙間」に入り込む敵との戦いなんて、絵面が地味だし分かりにくいんですよね…。
善悪の境界も曖昧だし、「共存」とか言い出すし。
少年漫画的なスカッとするバトルを求めてた人からすると、「結局なにがおきたいの?」「哲学すぎてついていけん」って感想になっちゃうのも頷けます。
命の重みの変化:繰り返される死と再生へのマンネリ感
『不滅のあなたへ』の一番の魅力って、フシが出会った人々の死を背負っていく「喪失感」にあったと思うんです。
死ぬからこそ尊い、みたいな。
でも物語が進むにつれてフシの能力がチート化して、死者を蘇らせるような描写も出てきちゃいます。
これに対して「命軽くね?」「どうせ生き返るなら泣けねーよ」っていう冷めた意見が出るのも事実。
初期の頃のヒリヒリした緊張感が薄れたと感じる人もいるみたいですね。
「つまらない」だけではない!現世編が持つ重要なテーマと評価
散々ネガティブな意見を並べましたが、じゃあ現世編は読む価値のない駄作なのか?
結論から言うと「NO」です。
むしろ、ここを乗り越えた読者だけが辿り着ける境地があるんですよ。
批判ポイントの裏返しとも言える、現世編ならではの魅力を語らせてください。
現代社会だからこそ描ける「生きづらさ」と「リアリティ」
舞台が現代日本になったことで、ファンタジー感は消えましたが、逆に私たちにとっての「当事者性」は爆上がりしました。
いじめ、毒親、SNSの孤独、将来への不安。
これって全部、私たちがリアルに直面してる悩みそのものじゃないですか。
ファンタジーの世界から来た「異物」であるフシの視点を通して、現代社会の歪みを浮き彫りにする。
大今良時先生がやりたかったのは多分これなんですよね。
「つまらない日常」に見える現代社会で必死に生きる人々の姿は、読み進めるほどに「あぁ、わかるわ…」ってなって、前世編とは違った種類の感動を覚えます。
ハヤセ一族との因縁の決着:ミズハを通して描く「業」
不快キャラ扱いされがちなミズハですが、彼女がいないとこの物語は成立しません。
数百年にわたる「ハヤセ一族との因縁」にどうケリをつけるのか。
ただの悪役として切り捨てるんじゃなくて、その血に縛られて愛に飢えた一人の人間として描く。そしてフシがどう向き合うのか。
このプロセスは単純な勧善懲悪じゃ描けない、文学レベルの深みがあります。
ミズハへの嫌悪感が、物語終盤でどんな感情に変わるのか。そこまで見届けた時、手のひらクルーすること間違いなしです。
フシの内面的成長:人間らしさの獲得と「愛」の理解
前世編のフシは「戦士」でした。
でも現世編のフシは、平和な社会で「人間としてどう生きるか」を模索します。
戦いがない世界で、誰かを愛すること、誰かと暮らすこと、他者の心を理解すること。
現世編はフシが本当の意味で「人間らしさ」をゲットするための、長い長い修行期間とも言える訳です。
バトルが減った分、フシの内面描写はめっちゃ濃密になってて、彼の葛藤に感情移入できる人は間違いなくハマります。
漫画・アニメの評価は?打ち切り説やパクリ疑惑の真相
ネット上には不穏な噂もありますよね。「打ち切りになったらしい」とか「パクリじゃね?」とか。
結論から言うと全部デマです。安心してください。
打ち切り説は完全な誤解!原作は全25巻で堂々完結
「現世編つまらない」で検索すると「打ち切り」ってワードも出てくるかもですが、完全にガセです。
原作漫画は2025年6月に、全25巻できっちり完結しました。
「前世」「現世」「来世」まできれいに描かれて、作者の構想通りに幕を閉じてます。
現世編の連載中に休載とかあったから不安視する声が出ただけでしょうね。
むしろ最後まで描き切られたことで、現世編の伏線が全部回収されて、作品全体の評価が爆上がりしてます。
パクリ疑惑の検証:全く異なるテーマ性と独自の世界観
「鬼滅の刃」のパクリじゃね?とか言う人もいますが、これもうわっつらしか見てない証拠です。
「不滅の存在」とか「敵との戦い」なんてファンタジーの王道中の王道でしょ。
球体から始まって万物の姿を写し取って成長するなんて設定、他に見たことあります?数百年にわたる大河ドラマ的な構成も唯一無二です。
現世編で現代劇にシフトしたのも、むしろ既存の枠に収まらない挑戦的な姿勢の表れだと思いますけどね。
アニメ3期(現世編)を楽しむためのポイントと視聴方法
2025年10月から放送のアニメ3期は、まさにこの賛否両論の現世編をやります。
原作で「文字多くて無理…」って挫折した人も、アニメなら演出とか声優さんの演技で分かりやすくなってるかも。
原作完結後のアニメ化だからこその期待
今回のアニメ3期は、原作が完結した後に作られてます。これデカいです。
制作スタッフは結末を知った上で作ってるから、現世編の難解な部分を整理して、伏線を分かりやすく演出してくれる可能性が高い。
原作者の大今先生も監修してるらしいので、原作の意図を汲みつつ、より洗練された「現世編」が見られるんじゃないかと期待してます。
放送・配信情報(NHK、dアニメストアなど)
アニメ「不滅のあなたへ Season3」は以下のスケジュールでやってます。
- NHK総合: 毎週土曜 23:45〜
- dアニメストア: 毎週月曜 18:00〜(最速先行配信)
- その他配信サービス(U-NEXT、Amazon Prime Videoなど): 毎週水曜 12:00〜
もし前世編の内容忘れちゃったよーって人は、dアニメストアとかで見返してからシーズン3に入るといいですね。
特に現世編は、前世編のキャラの子孫とか生まれ変わりがカギになるので、予習しとくと「あー!こいつあの時の!」ってなって面白さが倍増しますよ。
まとめ:不滅のあなたへ現世編はつまらない?「意味不明」と言われる理由と最後まで読むべき真の魅力を考察
「不滅のあなたへ」現世編が「つまらない」「ひどい」と言われる理由は、世界観の激変やストーリーの難解化にありました。
でもそれ、全部フシが「人間」を理解して物語が完結するために必要なプロセスなんですよね。
現世編は単なる中だるみじゃありません。
現代社会のリアリティ、因縁の決着、哲学的な問いかけ。噛めば噛むほど味が出るスルメ回です。
「つまらない」って評判だけで食わず嫌いして物語を閉じちゃうのは、マジでもったいない。
ぜひアニメ3期や原作で、自分の目で確かめてみてください。
違和感を乗り越えた先には、きっと「読んでよかった」と思える感動のフィナーレが待ってますから。
