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モリオンの偽物(放射線処理・照射処理)とは?放射能は大丈夫?本物との見分け方

BIAS
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最強の魔除けの石としてモリオン(黒水晶)を求めている最中、「モリオン 放射線処理」や「モリオン 照射処理」という言葉を目にして、不安になっていませんか。

「それは偽物なの?」「放射能 は大丈夫?」という心配は、大切な石を選ぶ上で当然の疑問です。

この記事では、モリオンの放射線処理照射処理)の正体、その安全性(モリオン 放射能 の問題)、そして「本物」の天然モリオンとの見分け方について、専門的な観点から徹底的に解説します。

「偽物を掴まされたくない」というあなたの不安を解消し、真に価値あるモリオンと出会うための一助となれば幸いです。

この記事を読むとわかること
  • モリオン放射線処理の正体(人工的な色の改変技術であること)
  • 放射線処理されたモリオンの安全性(放射能は心配ないこと)
  • 天然モリオンとの見分け方のヒントと、判別がいかに困難か
  • 「天然無処理」の本物を手に入れる唯一の方法(信頼できる店選び)

モリオンの放射線処理照射処理)とは何か?

まず、多くの人が誤解している「モリオン 放射線処理」の正体について、正確に理解することから始めましょう。

放射線処理照射処理)の仕組み:なぜ黒くなるのか?

モリオンが黒くなる理由は、その結晶構造にあります。

水晶(クォーツ)が地中で形成される際、微量のアルミニウムが取り込まれます。

その後、その水晶が自然界の放射線(ウラン鉱床などから発せられる)を非常に長い時間をかけて浴び続けると、アルミニウムが影響を受けて「色中心(カラーセンター)」と呼ばれる状態になり、光を吸収して黒く見えるようになります。

これが「天然のモリオン」が生まれる仕組みです。

一方で、「モリオン 放射線処理照射処理)」とは、この自然界のプロセスを人工的に、かつ短時間で再現する技術を指します。

色の薄いスモーキークォーツや、場合によっては透明な水晶(ロッククリスタル)に対して、人工的に放射線(主にコバルト60からのガンマ線や電子線)を照射(照射処理)することで、強制的に色中心を発生させ、漆黒のモリオンのような外観を作り出すのです。

放射線処理 は「偽物」にあたるのか?

ここが最も重要なポイントですが、「放射線処理 されたモリオンは、偽物(ガラスやプラスチックなどの模造石)ですか?」と聞かれれば、答えは「No」です。

鉱物学的には、元は天然の水晶(クォーツ)であり、その点では「本物の水晶」です。

しかし、「天然無処理のモリオンですか?」と聞かれれば、答えは明確に「No」です。

宝石業界における「処理石」という立ち位置

宝石業界では、石の美しさを引き出すために様々な処理(加熱、含浸、照射など)が一般的に行われています。

この照射処理もその一種であり、「トリートメント(改変)」と呼ばれるカテゴリーに含まれます。

したがって、放射線処理モリオンは「偽物」ではなく、「人工的に色を改変した処理石」というのが正確な定義です。

市場流通の現実

この「照射処理モリオン」は、安価に、かつ均一な品質の「漆黒の石」を大量生産できるため、現在、市場(特に安価なブレスレットやアクセサリー)で「モリオン」として流通しているものの大多数を占めているのが実情です。

天然のモリオンは、その形成に途方もない時間が必要であり、産出量も限られているため、本来は非常に希少で高価なものなのです。

「天然無処理」にこだわる本物志向の方にとって、この照射処理石は、「天然」と偽って販売されているのであれば「偽物」同然と感じられるかもしれません。

モリオンの放射能の心配は?人体への安全性

放射線処理」と聞くと、次に心配になるのが「モリオン 放射能」の問題、つまり人体への安全性でしょう。

「身につけていて被曝しないか?」「体に害はないのか?」という不安について、結論から申し上げます。

放射線処理された石に放射能は残っているのか?

結論として、市場で正規に流通している照射処理されたモリオン(や他の宝石)に、健康被害を及ぼすような放射能が残留している心配は、基本的にありません

処理に使われる放射線(ガンマ線)の特性

モリオンの照射処理に主に使われるのは、コバルト60を線源とする「ガンマ線」です。

ガンマ線は、物質を透過する能力が非常に高い放射線であり、物質の内部に色中心を作ることはできますが、物質そのものを「放射化」させる(=放射能を持たせる)能力は非常に低いのです。

これは、レントゲン撮影(X線)をしても、自分の体が放射化しないのと同じ原理です。

(※例外的に、中性子線など別の種類の放射線を使った場合は物質が放射化する可能性がありますが、宝石のカラートリートメントでこれが問題になることは通常ありません。)

業界の安全基準と「冷却期間」

さらに、国際的な宝飾品業界の規約や各国の規制(日本では原子炉等規制法など)に基づき、照射処理された宝石は、市場に出す前に一定の「冷却期間(クーリングオフ)」を設け、放射能レベルが安全基準値以下に減衰するのを待つプロセスが厳格に定められています。

これにより、消費者の手元に届く段階では、日常生活で浴びる自然放射線と変わらないレベルになっているのです。

したがって、モリオン 放射能 というキーワードで過度に心配する必要は、科学的な観点からは低いと言えます。

天然モリオンと放射線処理モリオンの「本物との見分け方」

安全性が確認できたとして、次に知りたいのは、「天然のモリオン」と「放射線処理 のモリオン」をどうやって見分けるか、という点でしょう。

これが、モリオン選びにおける最大の難関です。

最大の課題:見た目での判別は「極めて困難」

先に結論を申し上げると、一般的な消費者が、見た目だけで天然無処理のモリオンと放射線処理モリオンを完璧に見分けることは、ほぼ不可能に近いです。

これは、プロの鑑別機関であっても、両者を明確に区別する決定的な検査方法が確立されていない(あるいは非常に困難)ためです。

天然のモリオンも、照射処理のモリオンも、どちらも「アルミニウムを含んだ水晶が放射線の影響で黒くなった」という点では、全く同じプロセス(自然か人工かの違いだけ)を経ており、成分も結晶構造も同じ「クォーツ」だからです。

それでも存在する「見分ける」ためのヒント(推測)

とはいえ、100%ではありませんが、購入を検討する際に「これは照射処理かもしれない」と推測するためのヒントはいくつか存在します。

これらは決定的な証拠にはなりませんが、リスクを避けるための参考にはなります。

ヒント1:価格(安価すぎる「漆黒」は疑う)

天然無処理で、光も通さないほどの「漆黒」のモリオンは、非常に希少価値が高いです。

もし、数千円程度と安価であるにもかかわらず、ブレスレットの玉すべてが完璧な「漆黒」で揃っている場合、それは天然ではなく照射処理によって均一に色付けされたものである可能性が極めて高いと推測できます。

ヒント2:色の均一性と根元の状態

放射線処理は、水晶全体に均一に放射線を照射するため、色が非常に均一な「ベタ黒」になりがちです。

また、天然のモリオン原石(クラスター)は、地層との接合部である根元(根本)が白っぽい石英に戻っている(色が抜けている)ことが非常に多いです。

もし、原石のクラスターなどで、根元の白い部分(本来は色がつかないはずの部分)まで不自然に真っ黒になっている場合、それは原石ごと照射処理にかけられた強力な証拠となり得ます。

ヒント3:光の透過性(透け感)

これは別記事(「モリオン 透ける」)でも詳しく解説していますが、天然のモリオンの中には、非常に色が濃くても、強い光(LEDライトなど)を当てると、うっすらと赤褐色や茶色に光を通すもの(濃いスモーキークォーツとの境界)が多く存在します。

一方で、照射処理で強く色をつけたモリオンは、光を全く通さない「不透明な黒」になりがちです。

ただし、天然の高品質モリオンも光を通さないため、「光を通さない = 照射処理」と断定することはできません。

あくまで推測の域を出ないのです。

結局、素人が「本物(天然無処理)」を手に入れる唯一の方法

ここまで読んでお分かりの通り、放射線処理モリオンの見分けは非常に困難です。

モリオン 放射能 の心配は不要だとしても、「自分は天然無処理の本物が欲しい」「処理石を天然と偽られて買うのは嫌だ」という本物志向の方は、どうすれば良いのでしょうか。

なぜ「信頼できる店」で買う必要があるのか?

その唯一にして最大の答えが、「信頼できる専門店」から購入することです。

素人目には見分けがつかないことを逆手に取り、安価な照射処理モリオンを「天然モリオン」として高値で販売したり、「チベット産の希少な天然モリオン」と謳いながら、実際には安価なブラジル産水晶に照射処理を施したものを販売したりするケースが後を絶たないのが、この業界の悲しい現実です。

「鑑別書」は万能か?その見方

「では、鑑別書が付いていれば安心か?」と思うかもしれませんが、ここにも注意点があります。

鑑別書は、その石が「天然クォーツ(水晶)」であることは証明してくれます。

しかし、放射線処理(照射)の有無については、鑑別技術の限界から「通常、照射処理が施されています」や「色の起源を特定できず」といった曖昧な記載しかされないことがほとんどです。

つまり、鑑別書は「照射処理がされていない証明」にはならないのです。

最も確実な方法:「天然無処理」を明記・保証する専門店を選ぶ

「偽物を掴まされたくない」というあなたの不安を解消する最も確実な方法は、鑑別書の結果に頼るのではなく、その販売店自身が、専門家としての知見と誇りを持って「これは天然無処理のモリオンです」と明確に表記し、保証してくれる店を選ぶことです。

そのような誠実な店舗は、照射処理石と天然無処理石を明確に区別して販売しており、なぜそれが天然と言えるのか(産地の特徴、仕入れルート、色の状態など)について、専門的な説明ができます。

放射線処理の事実を隠さず、処理石は処理石として安価に販売し、天然物は天然物としてその希少価値に見合った価格で販売する。

そうした誠実な姿勢を持つ「優良店」を見極めることこそが、本物のモリオンに出会うための、唯一の「見分け方」と言えるでしょう。

【まとめ】モリオンの偽物(放射線処理・照射処理)とは?放射能は大丈夫?本物との見分け方

モリオン 放射線処理照射処理)に関する疑問と不安について、詳細に解説しました。

まとめ
  • モリオン 放射線処理照射処理)は、水晶に人工的に放射線を当てて黒くする「処理技術」であり、「偽物(模造石)」ではありませんが、「天然無処理」とは明確に区別されます。
  • 市場の安価なモリオンの大半は、この照射処理石である可能性が高いです。
  • モリオン 放射能 については、正規に流通しているものであれば安全基準が守られており、健康への心配は基本的に不要です。
  • 天然モリオンと照射処理モリオンを、消費者が見た目だけで見分けることは極めて困難です。価格や色の均一性、根元の状態などで「推測」することしかできません。
  • 「偽物」を避け、「本物(天然無処理)」を確実に手に入れたいと願うならば、安易な見分け方の情報に頼るのではなく、「天然無処理」であることを明確に保証・明記している「信頼できる優良店」から購入することが、唯一にして最善の解決策です。

「モリオン 放射線処理」は偽物(模造石)ではなく、天然の水晶に人工的に色を改変した「処理石」です。 市場の安価なモリオンの大半がこれにあたる可能性がありますが、正規に流通しているものの「放射能」は安全基準が守られており、健康への心配は基本的に不要です。

最大の問題は、この照射処理石と、希少な「天然無処理」のモリオンを、消費者の見た目だけで完璧に見分けることは極めて困難であるという点です。 価格や色の均一性、原石の根元の状態などで推測はできても、決定打にはなりません。

したがって、「天然無処理」の本物を確実に手に入れたいと願う場合、唯一にして最善の方法は、販売店自身が専門知識に基づき「天然無処理」であることを明確に保証・明記している、「信頼できる優良店」を選ぶことです。

ハル
ハル
アクセサリーデザイナー
ブライダルの現場で“縁”の不思議に触れ、パワーストーンの世界へ。心に寄り添う石たちの力を、丁寧にお届けしています。
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